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ストーリー

主人公「喬 致庸」は名のある商家“喬家”の次男として生まれ、兄夫婦の庇護の下に不自由なく育つ。
商家の生まれだが学問を好み、自身の生涯を学問と幼馴染の雪瑛に捧げるつもりでいた。

しかしある日、兄から、太原に向かい役人になる郷試を受けるようにと申し付けられる。
役人に抵抗のある致庸だったが、しぶしぶ郷試の試験場である太原に赴く。
その途中、雪瑛を連れ出し財神廟の前で契りを交わす二人。

郷試では持ち前の才を発揮し、順調に試験を進めるが、その最中に悲報が届く。
病床の身だった兄の病状が悪化したというのだ。
すぐさま引き返した致庸だったが、そこに待っていたのは、冷たくなった兄と過酷な現実だった。

裕福に思われた喬家だが、実は投機の失敗と商売敵の策略により多額の借金を抱え、破産しかけていた。
この窮地を打開し、喬家を背負っていけるのは兄亡き今、致庸しかいない。
しかしそのためには、学問も、雪瑛をも諦めなければならないのだ。

理想と現実の隔たりに苦しみながらも、一家の「当主」として喬家再建のため、
致庸は“商人”となり、未知なる“商”の世界に乗り出す。
これが後に中国全土、果ては現代まで続く銀行制度の礎を築くまでの、長く壮大な物語の始まりとなるのだった。